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高知のファイナンシャルプランナー(FP)は石川智

高知のFP〜ファイナンシャルプランナーの石川智が
わかりやすく保険の見直し、住宅ローンのアドバイス

保険相談でよく言葉 「保険で貯金ができます!」


こんにちは、石川です。

あなたは貯金をしていますか?

いやいや愚問でした、していますよね。

例えば、「定期預金」などでしていることと思います。

ところが、最近はいわゆる「金利」が低いので、終身保険を活用した「貯金」を勧められることも多いかと思います。

例えば、

30歳男性が、

35年間保険料を支払い、

36年後に解約すると、

払い込んだ保険料に10万円ほど増えて返ってきます

という設計だと思います。

この解約するときの返戻率、つまり払い込んだ保険料が手元にかえってくる率が105パーセントほどになるので、

「銀行にお金を預けるよりもお得ですよ」

という理屈で、保険加入を勧められます。

こんなとこでしょうか。

このときによく使われる話法は

「銀行預金よりも、利率が良いですよ」

「万一、払込期間中にお金が必要になったときは、お金を引き出す事もできます」
という、まさに、バラ色の(笑)商品メリットの説明です。

でも、これ、本当なんでしょうか?

上記の例でご説明しましょう。
まず、「銀行預金よりも利率が高い」についてです。

この前提条件には、実は、「保険料を35年間確実に支払えば」という一文が抜けています。

どういう意味かというと、普通預金は、利率が0.02パーセントしかないかもしれませんが、どこで取り崩しても、適用金利は0.02パーセントです。

ところが終身保険の場合、払込みがすまない場合、つまり「保険料支払い期間の途中で解約する」と、基本的には、払い込んだ額の満額は返ってきません。

つまり、「銀行金利よりも利率が良い」という説明は、商品の特徴の一部分しか説明していないといえます。

次に、「お金が引き出せます」についてです。

この説明を聞くと、まるで、普通預金から引き出すような感覚になるかもしれませんが、全く違う事を意味しています。

終身保険からお金を引き出そうとすると、結果的に、あなたは、自ら「貸付を受ける」という選択をしてしまいます。

自分で支払った保険料から引き出すのに、なぜ貸付なのか、と思うかもしれませんが、その答えは単純で、

「これは貯金ではなく、保険ですから」

ということになります。

また、貯金の場合、例えば100万円普通預金に積み立てていれば、100万円引き出す事ができますが、終身保険の場合、保険料の支払い期間中は、例えば今流行の「低解約払戻金型」の場合、払い込んだ保険料の60パーセントほどしか引き出せません。

そういう仕組みになっているのです。

ここまで、考えると、終身保険と貯金の大きな違いがわかるはずです。

私は、終身保険で貯金をしたらダメだ、と言うつもりはありません。

強制的に保険料として支払う事が、かえって良い場合もあります。

ただ、「終身保険は貯金ではない」という事は理解したうえで、この方法をとるべきです。

もし、そのような説明を受ける事がなかった場合は、保険の営業マンや代理店の人に、

「保険でお金を貯める事と、単純な貯金の違いを教えて欲しい」

と聞いてみてください。

その質問に明確に答えられない場合、単純に、あなたに、終身保険を契約して欲しいだけかもしれませんね。


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