ファイナンシャルプランナーが障がい者支援に関わるという事
私は現在任意団体である「障がいのある人とご家族のライフプランを考える会」の会長をしています。
この会は以下のことを目標に活動をしています。
- 障がいのある人のライフプラン(人生設計)が実現できるように活動をする
- そのご家族のライフプランも実現できるように活動する
- 「障がいがあっても、豊かな人生を送ることができる」ということを広く伝える
つまり、障がい者のライフプランを実現するための具体的なアドバイスや、親御さんが心配する「親亡き後」問題への対策をファイナンシャルプランの側面から考えることが私の大事な仕事だと思っているのです。
なぜ、ファイナンシャルプランナーが貢献できるのか?
よくファインシャルプランナーの方から訊かれる疑問がこれです。
とても難しいことに取り組むことになるのでは、という先入観があることでしょう。
しかし、実はとても「シンプルな理由」から、私はファイナンシャルプランナーが障がい者支援に関わる事の有効性を感じているのです。
それは、つまり
中長期的な視点をもって、ライフプランやファイナンシャルプランに関わるのが仕事である
ということです。
逆の言い方をすると、そういう「視点」からアドバイスができる専門家が求められていて、しかも障がい者のいるご家族の抱える大きな不安に「お金のこと」があるのです。
ですからファイナンシャルプランナーが求められていると言えるのです
私がまずはじめたのが、自分の提供できるメニューに「障がい者支援メニュー」をつくる、ということでした。
それが、当事務所の「障害者支援パック」となります。
次に、ファイナンシャルプランナーが一人で取り組むのではなく、様々な専門家といっしょに取り組んだ方がいいと考えました。
それが、先ほどの「ライフプランを考える会」の設立になったわけです。
親御さんの願いに、ファイナンシャルプランナーとして応えたい
お子さんに障がいがあると、子どもが大きくなったときに困らないようにしておきたい、と親御さんは考えます。
しかし、その考え方が極端になると、親御さんのライフプランそのものが影響を受けたり、家計がとても窮屈になり毎日を楽しめなくなったりするのです。
それを「家計の専門家」として「親御さんの肩の力が抜けるようなサポート」をすることが私の仕事だと思っています。