あなたは「掛け捨て保険」年齢?~掛け捨て保険は本当にもったいない?

「掛け捨て」ということば

「掛け捨て」ということば、皆さんにはどういうイメージがあるでしょうか?

「掛けて」「捨てる」

このようにことばを並べてみると、とても「残忍」で、「冷たくて」、「割り切りすぎている」印象を受けるかもしれません。

この「掛け捨て」を国語的に解読すると、確かに上記のようなイメージでしょうが、保険の分野ではそういう情緒的なことではないのです。

保険業界の「掛け捨て」とはどういう意味?

保険業界で掛け捨てとは「掛け捨て保険」のことを意味します。

これを先ほどの情緒的な側面で解説すると、あなたを裏切り、残忍さを発揮する、なんていうことではもちろんありません(苦笑)

しかし「保険を、自分の都合のいいように、使い捨てる」という考え方は、的外れでは無いとも思います。

なぜならば、「掛け捨て保険」には、ほとんど「返ってくるお金」が無いからです。

これを少し解説すると、保険の中には、その商品特性から、解約したり満期が来た時に「お金が返ってくる」種類のものと、この「掛け捨て保険」のように全く(もしくはほとんど、ない)お金が返ってこない保険があるのです。

この記事で詳しくは触れませんが、そういうふうに商品特性が分かれていると覚えていてください。

そうですね、例えば一般的な損害保険会社の自動車保険や火災保険はほとんどが「掛け捨て」ですが、JA共済の火災保険は「掛け捨てでない」ですね。

それならば、掛け捨てでない保険がいいじゃないか、という話になりますが、ここを冷静に分析してみましょう。

 掛け捨て保険のいいところは?

掛け捨て保険と掛け捨てでない保険の大きな違いは、先ほどの例のように「お金が返ってくるか来ないか」です。

これはある意味、掛け捨て保険の「デメリット」と考えてしまう人も多いことでしょう。

しかし、掛け捨て保険は「お金が返ってこないからこそ」のメリットがあります。

それは、費用対効果が高い、言い方を変えると「コストパフォーマンスが高い」ということです。

つまり、保険料が掛け捨てでない保険よりも、保険料は安くて、その安い保険料の割には、大きな保障が手に入る、ということがメリットと言えます。

 保険の本来の意味は何だったか?

ここであなたによく考えて欲しい事があります。

それは「保険の存在意義」です。

今でこそ、終身保険という「掛け捨てでない保険」を活用してお金を増やす、なんていう使い方が一般的ですが、保険の本来の目的は、

「少ないお金で、万一の時に備える」

というものです。

火災保険や自動車保険に加入する意味を考えてみると、この理屈は皆さんに受け入れられると思います。

もう少し噛み砕いて言うと、

何か大きなトラブルが起きてしまった時に、現金でそれをカバーできないから、保険に加入する

のです。

こういう本来に使い方で考えると、少ない掛け金で大きな保障を準備できる「掛け捨て保険」は保険の役割そのものを全うできるもの、と言えます。

 「死亡保険」の掛け捨てを、損していると考えてしまう心理とは?

では、生命保険の死亡保険を「掛け捨て」にすることに抵抗感を感じる人はなぜいるのでしょうか?

これは私は

自分が死んでも、自分は保険金を受け取れない

という理屈にあるのでは、と考えています。

私が独身の20代の頃、某大手保険会社のおばちゃんに死亡保険3000万円に加入させられました。

その掛け金を毎月支払う事がどれほど苦痛だったか?

たかだか1万円ほどでしたが、このお金で飲み会に行きたいな、と常々考えていました。

当時の私はただのサラリーマンで、金融の知識もなく、言われるままに保険に加入したのですが、それでも本能的に「この1万円は無駄では」と感じていたのですね。

でも、私に家族がいたらどう考えるでしょうか?

小さな子どもや奥さんが、私が死んだ時にお金に困ったら、、、

そんな想いを持つと思います。

つまり独身の私は「掛け捨て保険年齢」に達していなかっただけ、と言えないでしょうか?

この基準こそ、掛け捨て保険を是と思うか思わないかの別れ道だと思います。

掛け捨て保険を、「正しく掛け捨てよう」!

では、掛け捨て保険と「上手に付き合う」コツはあるのでしょうか?

皆さんが抵抗感が強い「掛け捨ての死亡保険」で考えてみましょう。

まず言えるのは
「保険料は安くないと意味がない」
といことです。

どうせ掛け捨ててしまうお金です。

その金額は少ない方がいいですね(当たり前でしたか。。。)

次に
「その少ないお金で、必要と思われる保障を準備する」
になります。

この二つを実現するためにはどうしても「保険料や保障内容の比較」が必要になります。

今加入している死亡保険を切り替えるならば、単純に保障を減らすのではなく、適切な保障額の「根拠」を知らなくてはいけません。

ここで詳しくは述べませんが、そういう「情報」を得る努力はしてください。

その情報を、お金を支払って、書籍購入やFPの有料相談やマネーセミナーなどで仕入れるのもいいかと思います。

あっ、私の記事でも仕入れ可能ですから(笑)

そして一番大事なのは、あなたが「掛け捨て保険年齢」に達しているかどうか、という「事実」です。

ご家族の生活資金のために加入するのはOKですが、独身の人が大きな死亡保険に加入するのは「?」かもしれませんね。

以上、掛け捨て保険のことを書いてきました。皆さんのご参考になれば幸いです。

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