皆さんは自分のことがお好きでしょうか?
ナルシストという意味ではなく、「自分という人間を好きでいられますか」という意味で、です。
例えば、人生には、自分の意思とは関係なく、「アクシデント」や「困りごと」が発生します。
病気になって長期入院してしまった
仕事が上手くいかず、貯金が目減りして心配で
こういうことが起こるには、それまでの「生き方」が少なからず影響しているのは皆さんもご納得のことでしょう。
あの時、ダイエットをしたらよかった
会社を辞めて独立なんかしたから
こう思ってしまう「分岐点」が必ずその人の人生にあるものです。
しかし、それは過去のこと。
過去を悔いても、粛々と、毎日が過ぎていきます。
その現実はあるいみ残酷です。
ついつい振り返ったままになってみたり、下を向いて死にたいと思ってみたり、自暴自棄になってしまうかもしれません。
自分も仕事のことでそう考え込んでいた時、TVである人のインタビューを見ました。
その人は、松岡修造さんでした。
私は、高校時代は陸上部に所属していました。
その時友だちから言われたのは
「お前は朝も、放課後も走っているけど、何が楽しいの?」
ということでした。
これを理論的に話すのは苦痛でしたので、一言、こう説明したものです。
「おれ、陸上バカなのよ!」と。
そうです、私は単純に「走る」のが好きだっただけだったんです。
それを言いあらわす適切なことばが「陸上バカ」でした。
TVの松岡さんはこう問いかけていました。
「困難な事に向かい合ってしまった時、ああ、もうだめだっ、て弱音を吐いてしまいますよね。でも思うんです、お前はそれくらいしか自分を信じていないのかって」
はっとしました。
私は自分を「信じている」だろうか?
できない、むつかしい、もう無理だ、逃げ出したい、と言ってしまうような方向にわざわざ自分を向けていないだろうか、と。
仕事柄、よく思うことがあります。
家計相談を受けて「大丈夫ですよ、あなたのライフプラン、実現できそうです」とシミュレーション結果を報告した時の、皆さんの嬉しそうなこと。
帰り際に、「そうですか、これからもがんばります」という時の力強さ。
人はどういう形であれ、自分に自信をもつことができれば、顔を上げて、力いっぱい生きていく事ができるのです。
そういう状態に常に自分を置くことができれば、きっと下を向いて落ち込むなんてことを忘れるはずです。
その簡単な方法が「自分をうんと好きになること」、つまり「自分バカ」になることではないでしょうか?
松岡さんが言っていたもう一つは、
「Whyではなく、Howと考えましょう」ということでした。
つまり「なぜできないのか」ではなく、「どうすればできるのか」と。
お金の問題は奥深く、簡単に解決できることばかりではありません。
しかし、あなたが立つ「前提」が否定的立場か肯定的立場かで、その後「お金の問題」が好転するかしないかの分岐点になります。
あなたが「自分バカ」になれるように、あなたにアドバイスできる「お金の専門家」でありたいと思いました。
お仕事をがんばるあなたと、あなたのご家族のためにライフプラン相談を受けてみませんか?
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